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技術研究所の雑木林でキンランの観察会を行いました

自然と共生する未来を見つめてモニタリング20年

清瀬・技術研究所雑木林に咲くキンラン

里山に生育するキンランは1997年、絶滅の危険が増大している種として絶滅危惧Ⅱ類に指定されました

4月27日、大林組技術研究所(東京都清瀬市)で、自然保護団体「清瀬の自然を守る会」の会員など32人を招いて、敷地内の雑木林に自生する貴重種キンランの観察会を行いました。

約1.8ヘクタールの雑木林には、武蔵野の自然がそのまま残っており、絶滅危惧種に指定されているキンランやギンラン、ササバギンランなどが多数生育しています。

大林組では1998(平成10)年から、雑木林やキンランを保全するため、個体数の分布や生育状況などのモニタリングを実施しています。折れたり枯れたりした樹木の枝の除去や下刈り、つる草除去、落ち葉かきなどの管理作業を行うことで、キンランの個体数を徐々に増やしてきました。

観察会では、大林組の研究員がガイド役を務め、雑木林の植物の生育状況を説明しました。参加者からは「数年でなくなるというギンランを含め、これらが生存していける里山の環境保全が重要だということがよく分かりました」などの感想が寄せられました。

大林組は、調査や管理などを継続的に行うことで生態系の保全や都市の中の緑化づくりなどを積極的に進め、豊かな暮らしを未来へと引き継げるよう努めてまいります。

熱心に説明を聞く参加者からは「全面開花の直前で丁度良い見頃でした」との感想が上がりました

参加者は熱心に耳を傾け「多様な野生植物が多く、植生の豊かさが見られる」との声が上がりました

キンランの個体数は233(1998年)から500以上(2017年)に増加。20年間連続で発生する個体数が67を数えるなど、観測の結果は生態系保全の貴重な資料となっています

キンランの個体数は233(1998年)から500以上(2017年)に増加。20年間連続で発生する個体数が67を数えるなど、観測の結果は生態系保全の貴重な資料となっています

白い花を咲かせるギンラン。近年の研究事例(日本植物学会)として、キンランやギンランは光合成だけでなく菌類からも栄養を摂取して成長する部分的菌従属栄養植物であることを紹介しました

白い花を咲かせるギンラン。近年の研究事例(日本植物学会)として、キンランやギンランは光合成だけでなく菌類からも栄養を摂取して成長する部分的菌従属栄養植物であることを紹介しました