この年
昭和初期は、帝都復興計画による区画整理、道路の整備、橋梁の建設、公園の新設など、都市計画が本格的に実施された。東京をはじめとする大都市や地方中心都市が、明治・大正期から新しい近代的都市へと変貌していったときである。都市の近代化の波は、建築史上「様式建築の開花期」といわれる多くの様式建築を生むと同時に、地下鉄をはじめ新しい橋梁や道路などの土木建造物を造り出した。
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1930年の大林組
- 3月
- 東京野村ビルディング竣工
- 3月
- 東京劇場竣工
- 4月
- 甲子園ホテル竣工
- 4月
- 東洋紡績本社竣工
- 6月
- 徳島県庁舎竣工
- 7月
- 住友ビルディング増築竣工
- 7月
- 東京博物館竣工
- 8月
- 参宮急行電鉄青山隧道竣工
- 11月
- 浜甲子園健康住宅地分譲開始
- 12月
- 日本生命本社1号館竣工
社会の出来事
- 1月
- 金輸出解禁
- 3月
- 世界の各市場大暴落、上海銀塊相場大暴落
- 7月
- サッカーの第1回ワールドカップ、ウルグアイで開催
- −
- 世界恐慌拡大
- −
- 日本橋の三越食堂にお子さまランチが登場
建設業界の動き
- 1月
- 大阪地下鉄、梅田−心斎橋間起工
- 1月
- 東京国際飛行場が羽田町の埋立地に決定
- 4月
- 帝都復興事業の大半完成、復興局を廃止