激動の時代

1936年(昭和11年)

日本電力黒部川第2発電所小屋平ダム

日本電力黒部川第2発電所小屋平ダム

この年

わが国経済は高度国防国家建設の名のもとに、急速に軍事化への道をたどった。インフレによる物価上昇はあったものの、景気は活況を呈し、軍需産業の設備投資は増大。軍事施設の新設・拡張も相次いで、建設業界も大いに繁栄した。

Photo

  • 日本電力黒部川第2発電所小屋平ダム
  • 宮内省庁舎
  • 京都祇園弥栄会館

1936年の大林組

2月
鉄道省三宮駅改築第2期竣工
3月
横浜オデオン座竣工
3月
山中温泉ホテル竣工
4月
千葉医科大学附属病院竣工
5月
大丸百貨店神戸店増築竣工
6月
武田長兵衛商店十三工場竣工
8月
日本電力黒部川第2発電所小屋平ダム竣工
10月
宮内省庁舎竣工
11月
NHK大阪放送会館竣工
11月
京都祇園弥栄会館竣工

社会の出来事

1月
松竹大船撮影所が開所
1月
江戸川乱歩、「怪人二十面相」連載開始
2月
2・26事件
8月
ベルリン五輪開催、この大会から聖火リレー始まる
人絹(レーヨン)の生産高がアメリカを抜き世界一に

建設業界の動き

6月
内務省土木局、土木事業5カ年計画決定
9月
わが国初の海底トンネル、関門トンネルが着工
11月
帝国議会新議事堂(現在の国会議事堂)落成
11月
アメリカで蛍光灯が初めて実用化される