週休2日を実現したトンネル建設現場が快適職場表彰で優秀賞

三遠南信自動車道 佐久間浦川トンネル工事事務所

サステナビリティ

3月13日、日本建設業連合会(日建連)が主催する「第7回快適職場表彰」の表彰式が東京建設会館(東京都中央区)で行われ、大林組の佐久間浦川トンネル工事事務所(静岡県浜松市)が優秀賞を受賞しました。

日建連では、次世代の担い手確保・育成や建設業のイメージアップなどを目的に、職場環境づくりに優れた作業所の表彰を行っています。今回は、ICT(情報通信技術)活用や休日取得への対応などの観点で総合的に評価され、応募164件の中から最優秀賞1件、優秀賞4件、特別賞11件の計16件が選定されました。

愛知県と静岡県の県境をまたぐ佐久間第1トンネル(延長約3.5km)のうち約1.6kmを建設

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佐久間浦川トンネル工事事務所では、仕事もプライベートも充実させることが建設業の魅力向上につながると考え、先端技術の積極的な活用で業務の効率化を図り、完全週休2日制を実現しました。

従来、トンネル本体掘削後に行っていた箱抜き(換気や非常用設備スペースのために広げる)掘削作業を、本体よりも径を大きくしたアーチ型鋼製支保工を使用して本体掘削と同時に行い、土曜日の作業をなくしました。

さらに締め固め作業の負担が軽減できる流動性の高いコンクリートを適用することで、コンクリートの打設時間を短縮。生産性を大幅に向上させました。

また建設現場の最前線で働く姿を発注者(国土交通省)のウェブサイトで紹介。ものづくりの魅力を伝え、建設業のイメージアップにも貢献しています。

大林組はこれからも、誰もが活き活きと働くことができる職場環境の整備に努めるとともに、建設業の魅力を社会に伝えてまいります。

地質情報や品質データを一元管理できるCIMを活用。急な崖地の計測などには安全性と精度を確保できるドローンを活用しています

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増えた休日を利用して、そろいのTシャツでマラソンに参加し健康増進に取り組む技術者。現場のチームワークも向上しました

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