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システム天井用の面発光LED照明器具「エコルミスクエア」を開発

高い意匠性と省エネルギーを両立。都内のショールームに初適用しました

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)は、オフィスビルなどに導入される600mm角グリッドシステム天井用の面発光照明器具「エコルミスクエア」を開発し、THK株式会社のショールームに初適用しました。デザインの可能性を広げる高い意匠性と省エネルギーを両立しています。

 

「エコルミスクエア」

「エコルミスクエア」

ショールーム設置状況

ショールーム設置状況

オフィスビルや研究施設などで多く採用されているグリッドシステム天井は、600mmまたは640mmの格子状に組まれた下地に正方形パネルを取り付けた天井です。構成部品点数が少ないことから施工費の低減と工期の短縮が期待でき、また、間仕切りや照明などの施工や移設が容易なうえ天井点検口も不要で、レイアウトフリーに対応できることから、2000年代に入り急速に普及しました。

 

大林組は2004年、専用照明器具「エコルミ」を搭載した、省エネルギーで経済的な600mm角グリッドシステム天井「O-GRID(オーグリッド)」を独自に開発。2009年には従来よりも小型で600mm角のグリッド内に収まるカセット型空調室内機「スキットエア」を開発し、意匠性、メンテナンス性を向上させました。2011年には必要な照度を確保しながら消費電力を大幅に低減するO-GRID用照明器具「エコルミLED」を、その後の東日本大震災を受けて2013年には高耐震仕様を開発するなど、意匠性、機能性、省エネルギーや安全性などさまざまな性能向上を図ってきました。

 

機能面での多くのメリットからオフィスビルなどへ一般的に導入されるようになったグリッドシステム天井ですが、応接室や会議室などで高い意匠性を発注者(建物利用者)が求める場合には、空間の印象を大きく左右する照明器具に意匠性の高い選択肢がないという理由から採用しないことも多々あります。この場合、グリッドシステム天井を採用した場合に比べてレイアウトの可変性が低減するとともに、レイアウト変更やテナント退去時などにコストがかかってしまうことになります。

 

今回開発した「エコルミスクエア」は、600mm角の1グリッドが面発光する照明器具で、システム天井の可変性などのメリットを活かしながら、通常のオフィスより意匠性の高い空間を実現することが可能です。また、器具端部に設置したLED光源からの光を、導光板を用いて拡散させることで面発光させており、グレア(大きな輝度差などによるまぶしさや不快感)を感じない柔らかい光を実現するとともに、これまでの「エコルミLED」と同様に消費電力を大幅に低減します。

 

導光板方式照明の原理

導光板方式照明の原理

 

今般、大林組が設計施工を担当した「THKビルディング」(所在:東京都港区、発注者:株式会社タツノ、2017年9月竣工)内の、THK株式会社のショールームに「エコルミスクエア」を初適用しました。さらに、同時期に竣工したオフィスビル「oak神田鍛冶町」(所在:東京都千代田区、発注者:大林新星和不動産株式会社)にも適用しています。

 

「エコルミスクエア」の特長は以下のとおりです。

 

  1. グリッドシステム天井のメリットを活かしつつ高い意匠性を実現

    「エコルミスクエア」はこれまでの「エコルミLED」と異なり、面発光とすることで独自の空間デザインを可能にしています。これまでのグリッドシステム天井用の面発光LED照明器具は、発光面の上方にLED光源を置くのが一般的でした。

    しかし、光源が発光面に透けることなく均一な発光面を作るためにはLED光源と発光面との距離が必要で、照明器具の厚さが大きくなることに伴い天井裏の構造体や既設の設備機器と干渉する可能性があり、レイアウトの可変性が低減されデザインの自由度が制限されていました。

    また、厚さに伴い重量も増加するため作業性に問題もありました。「エコルミスクエア」は、導光板の活用により、器具の厚さが従来製品の約半分となる61mm、重量は従来製品より約13%軽い6.9kgと薄型・軽量化を実現し、これらの課題を解決しています。

  2. 高い器具効率により省エネルギーを実現

    「エコルミスクエア」は器具端部に設置したLED光源からの光を、導光板を用いて拡散させることで面発光させています。導光板は精密なマイクロパターンを両面に微細加工した板状のアクリル樹脂で、端部からの光を少ないロスで中央部まで導くことが可能です。

    器具効率(器具外部に照射される光の割合)が高く、消費電力を大幅に低減することで省エネルギーを実現するとともに、加工された精密なマイクロパターンの反射がもたらす均一な発光により、グレアを感じない柔らかい光を実現します。

「エコルミスクエア」は大林組がアイデアと意匠を考案し、照明機器メーカーによって製品化されたもので、現時点においてはNECライティング株式会社(本社:東京都港区、社長:紙屋司)およびパナソニック株式会社(本社:大阪府門真市、社長:津賀一宏)から、どなたでも購入いただけます。

 

大林組は、「エコルミスクエア」を積極的に提案していくことで、レイアウトの可変性の高さ、メンテナンスの容易さなどグリッドシステム天井のメリットを最大限活かし、建物利用者のニーズにお応えします。また、今後も「O-GRID」のさらなる性能向上に向けた技術開発を進めていきます。

 

 

エコルミスクエアの主な仕様(NECライティング株式会社 製)

エコルミスクエアの主な仕様(NECライティング株式会社 製)

 

以上

 

この件に関するお問い合わせ先
大林組 CSR室広報部広報第一課
TEL 03-5769-1014

 

プレスリリースに記載している情報は、発表時のものです。