打ち水ロードとは？
アスファルト舗装の路面下から自動給水して湿潤状態に保ち、気化熱による冷却効果で表面温度を大幅に下げる環境舗装です。導水・拡散・揚水・保水などの機能を駆使して、昔ながらの「打ち水」のように都市の暑さをやわらげます。
埋設した給水パイプと導水シートが水を拡散し、開粒度アスコン中の揚水材が舗装表面まで水を運びます
お客様のメリット
1 表面温度を10～15℃ほど低減できます
- 舗装面に接する空気を冷やすだけでなく、路面からのふく射熱を大幅に低減します。
- 路面を吹く風を冷やし、涼しい街区を創ります。
- 真夏の日中、通常のアスファルト舗装と比べて10～15℃の温度差が期待できます。
試験体のサーモグラフィ画像
2 ムダのない給水が可能になります
- 拡散性の高い導水シートによる底面潅水なので、散水と比べて給水むらが少なく節水が可能です。
- 給水はタイマーで制御し、均一な湿潤状態を自由な日時設定で持続できます。
システム適用のイメージ
3 都市の水循環にも貢献できます
- 雨水を利用できるほか、大林組が開発した打ち水ペーブや屋上緑化システム、ミスト噴射などと組み合わせ、効率良く水を利用できます。
4 舗装表面を自在にデザインすることができます
- 用途や目的に合わせて、骨材やキャッピング材（樹脂）を変えることが可能です。これにより、仕上げの色やデザインを変更できます。
夏季温度の表面温度の日変化
