電気室

タワークレーンは400Vの電圧(一般家庭は100V)で送電された電気にて、ジブの起伏、本体の旋回、吊り動作を行います。これらの動作はすべてモーターで行われており、電気室では各モーターの回転速度や各種リミットの制御を行います。リミットの制御とは、例えば、吊り荷を巻き上げ過ぎるとフックがジブにぶつかり破損しますが、破損しないように決められた高さまでフックが上がると、それ以上はモーターに電気を送らない制御のことを言います。ジブの起伏においても同様の制御が行われています。ジブがタワークレーンの腕とするならば、電気室は頭の役目を担当しているといえます。