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解説
大阪南港コスモスクエア初の超高層オフィスビルディング
1992年2月、大阪南港コスモスクエアにミズノの大阪新本社ビルとして誕生したミズノクリスタは、同地区初の超高層オフィスビルである。同地区は、大阪市がテクノポート計画の一環として未来都市づくりの企画を進めたエリアで、同ビルは、1、3、4階にスポーツ用品の歴史や未来を展示したギャラリー、最上階には大阪湾を一望するパーティホール「スタディオン」が併設され、クリスタの命名そのままに、ガラスを多用した外観は若々しく軽やかなデザインとなっている。
埋立地盤に高さ147mもの超高層ビルを建てるため、杭工事は深さ62.5mの場所打ち鋼管コンクリート拡底杭が採用されている。さらに杭と構造柱が連結する設計であり、高い精度を必要とすることから施工管理に力を注いだ。
地下工事については、中央部の高層棟直下をオープンカット工法で掘削し、地下躯体工事が1階まで完了した後に中央部躯体から水平切梁を架けるアイランド工法により、外周低層部の掘削および躯体工事を行った。
鉄骨工事については、臨海部特有の強風のため建て方作業を行えない日が月に3、4日あり工程管理に苦労した。最上階のトップラウンジは高さ約22mもの吹き抜け空間となっており、この部分の鉄骨工事と、屋上に設置された360度旋回する清掃用ゴンドラクレーンの据付工事が、工事全体の最後の山場であった。

