アクティブライフデザイン01 一人ひとりの健康を見守る

心拍数や作業環境状況を一元管理し作業員の体調を管理する

一人ひとりの体力やその日の行動、作業環境などに応じた体調管理が必要です。そこで、あらゆる人のバイタルデータと作業環境の暑さ情報を収集・一元管理し、危険を知らせるシステムの構築に取り組んでいます。まずは、夏場の作業環境が非常に厳しい建設現場に向けて、作業員を見守るための技術を開発しました。

作業員向け安全管理システム Envital(エンバイタル)

作業員の体力はそれぞれ異なり、また体調も作業環境とともに変化しています。大林組では、IoTクラウドサービスを介して作業員の体調管理が円滑に行える現場の環境づくりを支援しています。Envitalは、リストバンド型心拍センサで各作業員の心拍などのバイタルデータを取得し、人体に影響を与える湿度、気温などの環境データを暑さ指数ウォッチャーで計測するものです。一人ひとりの体調を管理し、安全な労働環境を確保します。
なお、Envitalは医療機器ではなく、いかなる病気の診察や治療、回復、予防も目的としていません。

■利便性の⾼いリストバンドの活⽤で、現場内の位置情報を取得
■管理者や作業員本⼈がタイムリーに体調管理
■運⽤データを活かした緊急アラートメールの発信

暑さ指数連続測定・一括管理システム 暑さ指数ウォッチャー

建設現場内の複数箇所のWBGT(暑さ指数)を連続的に測定し、その情報をクラウド経由で一元管理。メールで作業員などに迅速に通知・注意喚起することで、安全管理を効率的に行うことができます。
IoTに適した通信環境への対応により、いつでもどこからでも多点の暑さ情報の把握が可能になりました。

■着衣状況や作業強度などの与条件に応じたWBGT基準値を自動設定
■有効な管理機能を多数保有
■電子式湿球黒球温度(WBGT)指数計規格「JIS B 7922」準拠