スマートシティの未来像を自ら体現・実証し、社会へ発信
エネルギーを創る、蓄える、そして効率よく活用する。大林組は、ZEB(net Zero Energy Building)やスマートシティのあり方を自社の技術研究所にて体現。ICTとヒューマンファクターによるエネルギーマネジメントの成果を通じて、建物やまちのライフサイクルすべてにわたり快適性と省エネルギーを両立する、次世代のエネルギーシステムをお届けします。
1982年、世界一の省エネルギービルとして大林組技術研究所本館が完成。以来、30年以上にわたりエネルギー関連技術を磨き、2010年に完成した新本館「テクノステーション」はZEBを達成し続けています。さらに、2015年度からは研究所構内全体で「スマートエネルギーシステム」を運用。分散電源の最適制御やSCIMによるエネルギーの見える化など、ICTと人を活用したエネルギーマネジメントにより「創・蓄・省/節エネ」を実践しています。
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環境シミュレーションやエネルギーの見える化、インフラの維持管理など、街づくりのあらゆる段階でさまざまなサービスを提供するプラットフォームです。
最先端の環境技術と省エネ技術を導入した新本館「テクノステーション」は、年間のエネルギー消費量を再生可能エネルギーですべて賄うエネルギー収支ゼロ(ソースZEB)を達成しています。
ZEBとともに、資材生産や工事のゼロエネルギー化「ZEM(ゼロ・エネルギー・マテリアル)」、「ZEC(ネット・ゼロ・エネルギー・コンストラクション)」を推進。2050年の実現を目指し、建物の生涯にわたるエネルギー収支をゼロにする「LCZ」を提案しています。
スマートシティの省エネ・低炭素化、電力自給率を簡単に評価できるツールです。設備投資回収年数などの事業性や、CO2削減量などの環境性を速やかに確認できます。
■建物の面積や用途、設備の容量や性能など簡単な情報の入力で評価 ■各種計画条件に対する費用対効果を分かりやすく表示 ■地域のBCP対応性も評価可能
照度による画一的な明るさの評価ではなく、「人が感じる明るさ感」を数値化する「明るさ感指標」を利用し、照明とブラインドを制御します。全般照明は低照度に抑えながら、壁面など視界に占める割合の多い場所の明るさを確保し、部屋の明るいイメージを保ちます。手元に必要な明るさはタスク照明で確保します。
■カメラ画像をもとに、照明と窓面ごとのブラインド角度の最適制御を実現 ■一定の明るさ感を確保し、視環境の快適性と省エネルギー性を両立