サステナブルエネルギー02 再生可能なエネルギーを創出する

自然界のあらゆるリソースを
豊かな暮らしのための力に

資源に限りのあるこの星でサステナブルな社会を築くには再生可能エネルギーをいかに活用するかが重要な鍵となります。大林組では、太陽光、風力、バイオマス、地熱などを活かす技術開発と豊かな暮らしを支えるエネルギー事業を積極的に推進しています。

サステナブルエネルギー
大林組の発電事情 電気もつくる大林組 発電事業を通じてEPCのノウハウを構築

大林組は、再生可能エネルギー事業を目的とする(株)大林クリーンエナジーを2012年に設立し、太陽光発電事業をスタート。自ら発電事業を手がけることで、EPC(※)の技術を蓄積し、次世代エネルギーに関するお客様へのソリューション提供をめざしています。さらに、風力、木質バイオマス、地熱、小水力などの自然エネルギー活用への取り組みを幅広く進めています。
※ Engineering Procurement and Construction:設計、調達、施工

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太陽光発電

太陽光発電は、現在25ヵ所37発電所(84MW)が稼働しています。2017年度初頭には、自社使用電力量の約130%に相当する128MWの太陽光発電所が稼働します。

蓄電池の高度利用

長寿命で高い安全性が確保されているリチウム電池を組み込んだシステムを導入し、出力変動を抑制して、系統連系との円滑な協調を図っています。

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発電所監視サポート

全国に設置した太陽光発電所の発電状況をリアルタイムで監視するシステムを完備しています。

風力発電

風力発電は国内で最も導入が期待されている再生可能エネルギーの一つです。風力発電事業の普及は、国内の再生可能エネルギーの導入率の向上に大きく貢献します。大林組は秋田県などを中心に陸上や洋上風力発電のプロジェクトに取り組んでいます。

風車の雷害対策

電界計測を利用した落雷予測技術「カミナリウオッチャー」により、風車の落雷による事故を軽減します。

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三種浜田風力発電所(建設中)

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・秋田港・能代港洋上風力発電事業(計画中)

・秋田県北部洋上風力発電事業(計画中)

バイオマス発電

未利用材や剪定枝を燃やして蒸気を作り、発電や熱源として利用します。健全な森林の再生と雇用創出による地域活性化に貢献します。

大月バイオマス発電所

国内でも珍しい「剪定枝」を主な燃料とするバイオマス発電所で、2018年8月の営業運転開始に向け準備中です。

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木質バイオマス発電の燃料
地熱発電

地下内部の熱を利用した発電方式で、天候に左右されず、一年を通し安定した発電ができます。

地熱発電の構成
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⼋甲⽥北⻄地域地熱資源開発調査事業

青森県八甲田北西地域にて、東日本旅客鉄道(株)、川崎重工業(株)との3社による地熱資源開発調査を実施しています。

小水力発電

農業用の水路や小さな河川の流れを利用した発電方式で、わずかな落差や自然の形状を利用して発電することができます。出力変動が小さく安定電源であることから、再生可能エネルギーの安定供給に大きく貢献します。大林組では、現在、事業化に向けて既設砂防堰堤や河川を利用した小水力発電を検討しています。