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解説

池袋西口再開発プロジェクトの中核施設

池袋は、JR、東武鉄道、西武鉄道、東京メトロが乗り入れ、新宿に次いで日本第2位の乗降客が利用する巨大ターミナルである。その池袋西口の再開発は、1985年のホテルメトロポリタン(当社JV施工)の誕生をスタートとし、1992年5月、メトロポリタンプラザビル、池袋東武中央館などの完成によりピークを迎えた。

メトロポリタンプラザビルは、低層部は商業施設として池袋ルミネが入居し、高層部はオフィスとなっている。同ビルの地下階には地域冷暖房設備が設けられており、東武百貨店をはじめ近隣のビルに冷暖房を供給している。またJR池袋駅との間はペデストリアンデッキで結ばれ、JR池袋駅南口はこのとき設置された。

池袋東武中央館は旧南館を解体し建て替えたもので、既設の池袋東武本館の改修工事も同時に施工した。中央館の1階部分は東武東上線の駅施設とホームが85%を占め、工事用の作業床が15%という中での工事となった。このため営業中の東武鉄道の線路とホームを仮受けしながら既存ビルの地階部を解体、地下2階から地上2階を構築して線路とコンコースを切り替え・復旧し、そのうえで9階までを施工した。地下階では地下鉄有楽町線と交差する部分は、28mスパンで2フロア吹き抜けのトラスによる吊り構造を採用した。

同時期に東武アネックス、カツマタビルを他社と共同で施工した。

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