WF合成壁

地中壁体と本体構造の内壁からなる、構造的に一体化した壁体

OWS工法で構築した地中壁体(先行壁)とこれに接して打ち継ぐ本体構造の内壁(後打ち壁)をJOF工法、鉄筋埋め込み工法、あるいはスタッド溶接工法で接合して一体化した構造体で、先行壁を本体構造の柱、梁とも接合して構築するものです。先行壁と後打ち壁を打ち継ぐ際には、先行壁面を高圧洗浄機によって洗浄、あるいは斫(はつ)りを行うとともに接合鉄筋を部分的に配置し、構造的に一体化しています。

合成壁の壁面
合成壁の壁面
JOF工法の壁面
JOF工法の壁面

特長・効果

●地中壁体(先行壁)と本体構造の内壁(後打ち壁)を一体化した合成壁で地下外壁を構成するため、経済的で合理的な設計ができます。
●本体構造の内壁(後打ち壁)の壁厚を薄くできます。
●耐震壁兼用の地下外壁とすることができます。
●超深層構造物だけでなく一般の建築物でも合理的な本体利用ができます。

合成壁の概念図
合成壁の概念図

工事実績

メトロポリタンプラザ、東武百貨店本館(東武会館)・中央館・新館・南館・北館
品川インターシティ
横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ(相鉄ビル〈旧:相鉄・髙島屋共同ビル〉)
東京大学医学部附属病院病棟
晴海アイランドトリトンスクエア(オフィスタワーW・Z棟、複合商業施設)
NTT東日本関東病院(関東逓信病院)
電通本社ビル
玉川ルネッサンスシティ サウスタワー、ノースタワー