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解説

広島駅南口再開発の中核施設

JR広島駅南口は木造老朽家屋が密集しており、地区の再開発は広島市民の長年の夢として、実現が待ち望まれていたものである。当社は他社と共同し、再開発組合の事業協力者として、事業を計画、推進した。

施工は当社JVが担当し、1996年3月から準備工事の仮設店舗工事と解体工事がスタートした。本工事の着工と同時期に、JR広島駅前の総合的整備が開始され、駅前地下広場の拡張および駅前大橋の架け替え、駅ビルの全面改装などの工事が始まった(当社が施工を担当)。工事の最盛期には、周辺の交通対策を調整する協議会を設けて連携し近隣への影響を極力抑えつつ工事を進めた。

地下2階、地上12階の建物は、広島ではトップクラスの大規模工事となった。地下工事では土質・被圧水対策に留意し、地下・地上同時施工を行うため逆打ち工法を採用した。

エールエールA館は中・四国でも最大級の売り場面積を持つ商業施設としてオープンし、再開発で大きく変貌を遂げたJR広島駅南口の新しいランドマークとして、市民に愛される存在となった。

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