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おおばや氏とぼく
「生きものと暮らす街」篇

  • GREEN INFRASTRUCTURE
    グリーンインフラ

    生物多様性保全に向けた技術

    木の下では、雨に濡れない。打ち水をしたら、涼しくなる。そんな自然の力を、もっと社会に役立てられたら。大林組は自然を活用することで、より快適な社会づくりに取り組んでいます。

    自然をものづくりに取り入れる

    自然がもつ機能を意識的に取り入れ、社会の課題解決や価値創造に活用するグリーンインフラ。この考え方は、これからの街づくりに重要とされ、導入が進んでいます。都市にも緑を増やすことが求められている時代。ただやみくもに自然を残したり、つくったりするのではなく、環境を守り、人を守り、それでいて心地よい場所になるように、緑や水場の配置を計画するのです。

    たとえば、樹木。多くの人が、木の下で雨宿りをした経験があるでしょう。葉や枝にたまった水の一部は、そのまま大気中に還ります。これをヒントに、遮断効果が高い種類の木を戦略的に植えることで、豪雨災害を減らす取り組みがなされているのです。

    降雨中・降雨後の蒸発により、樹木下では雨量が減少

    あるいは、自然そのものを工夫してつくるだけでなく、自然の力を活かした道路舗装などの開発も進んでいます。多機能舗装「ハイドロペイブ ライト」は、2種類の舗装を組み合わせた新たな舗装です。主に道路に施された透水性舗装からは雨が浸透し、地下に貯水されることで豪雨災害の対策にもつながります。また、貯水された水が隣接する歩道に施された湿潤舗装から蒸発することで打ち水のように地表面を冷やし、路面温度を下げるのです。

    「ハイドロペイブ ライト」の断面図(雨水の動きを丸数字で表現)
    「ハイドロペイブ ライト」の断面図(雨水の動きを丸数字で表現)

    生き物を呼ぶ街づくり

    グリーンインフラのもつ機能の一つが、生物多様性の保全。特に都市の自然を豊かにすることは、人と自然の関係性を保つために非常に重要です。自然に触れる機会が減り、人と自然の距離が広がれば、自然に興味のない人が増え、自然に配慮しない都市化が進んでしまいかねません。

    都市に生態系を創出すべく作成したのが、生き物が好む場所や移動経路を予測・見える化した生き物の「生息地評価モデル」です。実際に鳥やトンボ、チョウの行動経路やその環境条件を調査した結果に基づいています。このモデルを活用すれば、生き物にとっても好ましい緑地を設計できるのです。

    都市に生息する樹林性の鳥類や水辺に集まる生き物(シジュウカラ、コゲラ)が出現する環境を創出
    都市に生息する樹林性の鳥類や水辺に集まる生き物(シジュウカラ、コゲラ)が出現する環境を創出

    自然の恵みを暮らしに活かすグリーンインフラ。自然をものづくりに取り入れることで、人と自然が共生し、生きがいと活気あふれる社会が生まれます。

    自然を理解し、つくり、賢く使う。めざすのは、人と自然が支え合う暮らしです。大林組は、街のつくりかたも拓いています。

    大林組のグリーンインフラ
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  • きみの目線に立ったら、
    違う街のかたちが見えてきた。

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