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おおばや氏とぼく
「木造の未来」篇

おおばや氏とぼく「木造の未来」篇

京都の清水寺を訪れた「ぼく」と、「おおばや氏」(佐藤健さん)の二人は、立派な木の柱で建てられた『清水の舞台』を見上げています。

「ぼく」が「歴史あるものを見るのは、いいですね」と話すと、「おおばや氏」が「あれは未来です」と答えます。びっくりした「ぼく」に、「おおばや氏」が「例えば、都市の建物を木だけで造れたら」と語りかけます。「ぼく」が「木だけで……?」と言うと、見ていた景色が変わり、『木と共に、巡る未来』の実現をめざした大林組の取り組み『OBAYASHI WOOD VISON』の都市の中で、二人は高層純木造耐火建築物「Port Plus」(※1)を中心に大規模な木造建築が建ち並ぶ都市を見渡します。

「すでに始まっています。脱炭素にもきっと貢献できるはず」と言う「おおばや氏」。それを聞き、「ぼく」は「木って新しいんだ……」と「おおばや氏」に話しかけると、隣にいるはずの「おおばや氏」はおらず、少し離れたところに移動していました。「おおばや氏」はそこから「ぼく」に「次、行きますよ」と大きな声で呼びかけます。

シーンは変わり、「おおばや氏」は高層の木造建築の模型を熱心に見つめています。そこに「おおばや氏(130歳?)」というタイトルと、「彼の名前はおおばや氏。木造建築の可能性に夢中です」というナレーションが入ります。企業ロゴと「つくるを拓く」というナレーションの後には、二人はヒノキの露天風呂に、気持ちよさそうに入っています。「ぼく」が「木って」と言うと、「おおばや氏」がすかさず「気持ちいい」と反応します。

※1 Port Plus
2022年に完成した大林組横浜研修所。地上構造部材(柱・梁・床・壁)をすべて木材とする日本初の高層純木造耐火建築物

WOOD VISION
木造都市構想

WOOD VISION 「木造都市構想」

都市のすべての建物を、木造にしてみる。心地よく暮らしやすいだけでなく、脱炭素社会や循環型社会にも貢献する、人にも地球にも嬉しい都市がかなうかもしれません。大林組は、その第一歩となる純木造の高層建築を実現させました。

いま木造建築を考える理由

日本は、国土の約3分の2を森林が占める森林国です。さらにそのうちの4割が人工林であり、大部分が木材として利活用可能。しかし木材使用量の低下に伴い高樹齢化が進み、国土を守り水を育む森林機能の低下が危ぶまれているのが現状です。そこで大林組は公共建築やオフィスなど住宅以外の建築も木造化することで、木材利用を促進します。

吉野杉を用いた大屋根のある観光交流拠点「奈良県コンベンションセンター」 撮影:ヴィブラフォト 浅田美浩
吉野杉を用いた大屋根のある観光交流拠点「奈良県コンベンションセンター」 撮影:ヴィブラフォト 浅田美浩

木造建築が果たす役割は、大きく三つ。一つめは脱炭素への貢献です。二酸化炭素(CO2)を吸収して光合成する木を木材として活用すると、炭素を木材の中に固定できるので、木造建築は「第二の森林」とも呼ばれます。さらに鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べ、建設時のCO2排出が抑えられるのも特徴です。

二つめは森林資源の持続的活用です。「植える→育てる→伐る→使う」といった森林の循環利用を行うためには、木材を大量に使う木造建築の存在が欠かせません。循環が適切に行われている森林は土砂崩れを防ぎ、水資源の確保にもつながります。

三つめは健康的な空間・豊かな暮らしの実現です。木は室内の湿度を調整したり脱臭・抗菌したりする効果を持ち、快適な空間を生み出します。また木の香りや触り心地は人をリラックスさせる効果も持っています。

日本初の高層純木造耐火建築物

日本初の高層純木造耐火建築物「Port Plus」
(次世代型研修施設) 撮影:エスエス 走出直道

木材利用促進の鍵は、公共建築物など大型の建築を木造化すること。しかし高層木造建築の実現には、耐火性や耐震性、材料調達、施工といったさまざまな課題がありました。それらの課題を解決すべく大林組が実現したのが、日本初の高層純木造耐火建築物「Port Plus」です。

「Port Plus」にはこれまでに培われた、木造建築のあらゆる技術が活かされています。たとえば木板を組み合わせてつくるエンジニアリングウッドを用いることで、高層・大規模建築を可能にする効率的な建設や安定した強度を実現。さらに「剛接合仕口ユニット」と呼ばれる十字型のユニットを組み合わせ、柱や梁の接合部の強度や剛性を確保しています。また木に石膏ボードを組み合わせた大林組の耐火木造技術「オメガウッド(耐火)」を使用することで、耐火性も実現しています。

今はまだ珍しい木造の高層建築物が、もっと当たり前の選択肢になるように。木に囲まれて暮らす心地よい都市を描きながら、大林組は技術開発を続けています。

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