電気検知補修システム

廃棄物処分場の補修を容易にする高性能電気検知システム

処分場の遮水シートの漏水を精度良く検知する電気検知システムに、シートの保護材を利用した止水材の注入システムを組み込むことで、一重の遮水シートでも、シートの漏水を検知した際に、廃棄物を掘り起こすことなく補修ができるようになりました。
手順①:保護材による処分場の遮水シートのブロック割り
手順②:漏洩電流式漏水検知システムにより漏水を検知
手順③:漏水位置を含むブロックを特定し、各ブロックに接続した注入ホースから止水材を注入
手順④:注入している間および補修後も電流値を測定し、補修の完了を確認

特長・効果

1.精度の高い漏水検知性能

●比抵抗方式で廃棄物や地盤の不均一性と設置抵抗の影響を除外し、遮水シートからの漏水を高精度に検知できます。

2.浸出水の水位に関係なく補修が可能

●掘削補修で不可欠な浸出水の水位低下対策や、補修個所の乾燥などの作業が不要です。

3.安全で環境影響が極めて小さい補修 掘削仮置廃棄物(臭気、ガス)

●廃棄物層内に有害なガスや臭気が発生していても、補修作業は安全に実施することができます。

4.補修対策の結果を電気検知で確認可能

●電気抵抗の大きな止水材を注入することで、対策の結果漏水が止まったことを電気検知システムで確認できます。