V-MIXING工法
トレンチャーを装備した連続横行式表層固化処理工法
V-MIXING工法は、水平撹拌翼を昇降、横行させながら固化処理する従来型の表層固化処理工法を見直し、フロート台船上にトレンチャーと呼ばれる縦型混合撹拌装置を搭載し、これを地盤内に挿入したまま連続横行させて、超軟弱な地盤を改良固化する工法です。
本工法は、大林組、不動建設(現:不動テトラ)、加藤建設の3社で共同開発した工法です。
特長・効果
1.高品質な改良固化盤の造成
●改良対象地盤を縦方向に撹拌、混合するため、地盤の土性が不均一な場合でも均一な混合ができ、高品質な改良固化盤が造成できます。
2.施工能率の向上
●所定の設計深度までトレンチャーを降ろしたまま連続横行処理するため、従来の水平撹拌翼を用いた工法に比べ、2〜3倍の施工能率の向上が図れます。
3.コストダウン
●シンプルな施工方法と高い施工能率により、従来の水平撹拌翼を用いた工法に比べ、20〜30%のコストダウンが図れます。
4.環境に優しい固化処理
●撹拌混合性がよいことから、セメント系固化材の添加量を少なくすることができるため、周辺地域の水質悪化を抑制でき、環境に優しく固化処理ができます。
「V-MIXING工法」は大林組の登録商標です。