クロロクリン工法

微生物の力による汚染土壌浄化技術

クロロクリン工法は、揮発性有機塩素化合物(VOCs)に汚染された土壌や地下水を原位置で浄化するバイオ処理工法です。
VOCs汚染地盤に微生物栄養剤「クロロクリン」を注入することにより、地盤中の微生物を活性化し、VOCsを分解浄化します。
クロロクリンは、大林組が独自に開発した安全・安心・安価な微生物栄養剤です。

クロロクリン工法のイメージ
クロロクリン工法のイメージ

特長・効果

1.供用中の工場などでも浄化可能

● 地上設備がコンパクトで、注入井戸や配管は地下に設置できるため、供用中の建物に影響を与えずに浄化が可能です。

2.優れたVOCs分解特性

●浄化効果は、市販剤を使用した従来工法に比べ、同等以上です(下図を参照)。

市販資材との浄化速度比較試験例
市販資材との浄化速度比較試験例

3.高い安全性

●クロロクリンは、主成分が食品添加物のため、極めて安全な資材です。

4.環境負荷の低減

●大型重機やダンプトラックを使用しないため、騒音・振動の低減、CO2抑制や粉塵の発生防止により、環境負荷が低減されます。

5. 低コスト

●安価な原位置バイオ処理工法の中でも、さらに経済的な工法です。

クロロクリンの外観
クロロクリンの外観
クロロクリンの荷姿
クロロクリンの荷姿
「クロロクリン」は大林組の登録商標です。