ベルトショット

トンネル用低粉じん吹付けコンクリート工法

ベルトショットは、大容量低粉じん吹付けを可能にした新しいトンネル用低粉じん吹付けコンクリート工法です(大林組、三井三池製作所が共同開発)。本工法は、山岳トンネルを掘削し、コンクリートを地山に吹き付ける際、粉じん発生の原因となる圧縮空気をほとんど使用せず、遠心力によって投射圧着する吹付け工法です。発生粉じん量を従来に比べて大幅に低減でき、作業環境を改善できます。

特長・効果

1.材料費や設備費を低減

●圧縮空気で吹き付ける方式に比べて材料の飛散が少なく、吹付けコンクリートのはね返り率が9%改善されています。
●換気設備や集じん機など、作業環境を改善するための設備費を削減できます。

遠心力でコンクリートを投射圧着する仕組みです
遠心力でコンクリートを投射圧着する仕組みです

2.坑内作業環境を大幅に改善

●切羽から50m地点での粉じん量は1mg/㎥以下です。
●作業環境が大幅に改善されるので、換気の難しい小断面トンネルや都市トンネルへの適用が特に効果的です。

ベルトショットによる吹付け状況
ベルトショットによる吹付け状況

3.あらゆる条件下で適用

●従来のエアー吹付け工法と同等の施工性があり、小断面から大断面まで対応でき、高強度コンクリートやファイバーコンクリートなど、あらゆる条件のトンネルで施工できます。

粉じん測定の結果、圧縮空気方式よりも低減効果があることを確認しました
粉じん測定の結果、圧縮空気方式よりも低減効果があることを確認しました
「ベルトショット」は大林組の登録商標です。