新石綿除去システム

ドライアイスブラスト処理による石綿除去

新石綿除去システムは、珪酸塩(特殊水ガラス)を主成分とする浸透性の高い無機系粉じん飛散抑制剤「ニューダイロック」を使用し、除去作業時、石綿が飛散しないように、湿潤化後、固く細かいドライアイスペレットをショット材に使用したドライアイスブラスト「ハイカット工法」により、手作業では除去しきれなかった残留石綿や狭隘な個所の石綿を完全除去することが可能です。また、ドライアイスは気化するので、廃棄物が抑制され環境にも配慮されています。
除去後の廃石綿はハンドミキサーなどの汎用機械で粉砕後、吸引圧縮して減容化を行い、また、作業現場周辺の石綿粉じん濃度を24時間連続してリアルタイム計測できるシステムを構築し、異常があった際に迅速な対応が取られるよう安全性の確保を重視しています。

特長・効果

1.無機系粉じん飛散抑制剤を用いた石綿の湿潤化技術

●無機の珪酸塩(特殊水ガラス)が主成分の粉じん飛散抑制剤「ニューダイロック」は、浸透性が高く石綿層に素早く浸透し湿潤化可能です。

2.ドライアイスブラストによる石綿の完全除去技術

●直径約3㎜×長さ約10㎜のドライアイスペレットをショット材に使用したブラストで、石綿をより速く確実に除去可能です。
●ドライアイスを使用することで、サンドブラストやウォータージェットのように石綿で汚染された砂や水を発生させず、廃棄物を抑制できます。

3.廃石綿の減容化技術

●廃石綿塊を身近なハンドミキサーにて粉砕後、袋詰めし、吸引圧縮により50〜70%減容化できます。

4.リアルタイム環境測定システムによる24時間現場監視技術

●24時間リアルタイムで石綿除去現場とその周辺を監視し、異常があった場合はパソコンのアラームで知らせるなど、作業環境の安全性を向上させます。