エレベストカット工法

エレベーターシャフトのアスベストを短期間で除去

エレベストカット工法は、仮設ゴンドラを使いエレベーターシャフトのアスベストを除去するシステムです。足場を組み立てず、連休中など短期間の昼夜作業で行うため、平常時のビルの昇降には影響しません。
アスベストを削り落とした後、ドライアイス粒を高圧で吹き付ける工法(ハイカット工法)でクリーニングします。
区画内部を自動負圧制御装置(特許出願中)により常に内部を一定の負圧に保つため、粉塵が外部に漏れることはありません。

特長・効果

1.短期施工

●連続の昼夜作業のため、エレベーターを長期停止せずにすみます。
●シャフト内部の足場の組立て、解体が不要です。
●ビルの平常業務に支障をきたさずにアスベスト除去作業ができます。

(連続9連休の場合)
1・2日目:ステージ設置、ゴンドラ組立て。機器搬入。
3日目:シャフト内部の電線、カウンターウェイト、ワイヤーロープ、各階扉をプラスチックシートで養生。
4・5・6日目:アスベスト除去、固化剤吹付け。
7・8日目:耐火被覆ロックウール吹付け。ステージ撤去。
9日目:エレベーターの点検調整(エレベーター会社)

2.高い安全性

●工事完了までエレベーター電源を切るため、感電のおそれがありません。
●仮設ゴンドラのため、カウンターウェイトに挟まれる事故が発生しません。
●負圧自動制御装置で常に複数の除塵機を制御しており、1台の除塵装置のパワーが低下してもほかの除塵装置がバックアップするため、粉塵が漏れ出るおそれがありません。

「エレベストカット工法」「ハイカット工法」は大林組の登録商標です。