電子関連生産施設向け免震システム「HyBIS」
微振動制御と免震化を両立させた建屋全体免震システム
鉄骨とコンクリートによるハイブリッド構造に、「ディスクダンパー」「両面転がり支承」「オイルダンパー」「積層ゴム」の4つの免震装置を組み合わせた建屋全体免震システムです。
通常時は建物の小さな揺れを抑え、地震時は従来の免震建物と同様、柔らかく揺れを吸収するため、微振動を嫌う作業を行う電子関連生産などの用途に適しています。
HyBIS(ハイビス):Hybrid Base Isolation & Superframe
特長・効果
1.優れた微振動制御
●当社開発のディスクダンパーの反発力によって生じる下部のすべり板との摩擦力により、日頃の強風や内部の設備機器などの振動による建物の小さな揺れを抑えます。
●従来の免震建物では難しかった半導体の配線加工や電子顕微鏡を用いた検査・測定など、微振動を嫌う作業が可能です。
2.高い免震性能
●震度6の地震発生時には、建物内の作業エリア床上は、生産装置が正常に稼働可能な200gal以下に抑えることができます。
3.柱のない大空間
●上下2層の「Vトラス構造」によりフレキシブルな無柱空間を提供します。
●工場生産されたコンクリート梁を使用する剛性に優れた「PCシステムグリッドビーム」でクリーンルームを支えるため、ナノミクロンの微細加工作業も可能です。
「ハイビス」「HyBIS」は大林組の登録商標です。