高減衰鉄骨格子梁システム「DGフロア」

精密生産施設嫌振エリア対応の高減衰鉄骨格子梁システム

減衰鉄骨格子梁システム「DGフロア」(Damped Grid-beam Floor)は、鉄骨格子梁で構築された二重床の下に減衰機構(高性能ダンパー)を設置して、その床全体の動剛性性能を向上させる構造システムです。
鉄筋コンクリート格子梁構造の二重床と同程度の動剛性※性能を鉄骨造で実現できるため、工期の短縮と施工の安全性向上が図れます。

※動剛性:各振動数において単位変位を生じさせるのに必要な周期的な加振力のことです。動剛性の値が大きいほど、振動しにくく性能のよい床ということになります。

DGフロアの基本構成

特長・効果

1.鉄筋コンクリート造並みの高い剛性

●鉄骨造で鉄筋コンクリート造二重床と同程度の動剛性性能を実現できるため、精密生産施設嫌振エリアの二重床構造に適用できます。

2.短工期

●鉄骨造なので、鉄筋コンクリート造と比較して工期の短縮や施工の安全性向上が図れます。

3.わずかな追加部材で既存補強

●支持材と高性能ダンパーを追加するだけで、既存鉄骨造二重床を高性能嫌振エリアに補強できます。

4.豊富なバリエーション

●門型タイプ、ハ型タイプ、K型タイプ、間柱タイプなど二重床下の設備機器、配管レイアウト計画に対応した各種バリエーションを取り揃えています。

5.クリーンルームに適用可能

●高性能ダンパーはクリーンルームにも適用できることをオフガス分析により確認済みです。

「DGフロア」は大林組の登録商標です。