スマートベース工法、マイティスマートベース工法

機械式定着金物とねじ節鉄筋を用いた露出型柱脚工法

本工法は、アンカーボルトにねじ節鉄筋を使用し柱型部の主筋と兼用することで省力化を図りながら、他社既製品の露出柱脚と同等の性能を有する低コストな露出型柱脚工法です。アンカーボルトにSD490を用いる「スマートベース」とUSD685を用いる「マイティスマートベース」があります。

本工法による柱脚のイメージ図
本工法の構成
本工法の構成

特長・効果

1.在来工法、他社既製品工法に比べ、柱脚部の過密配筋を大幅に改善

●アンカーボルトが柱型部主筋を兼用するため、在来工法や他社既製品工法に比べ、柱脚部の鉄筋量が削減され、過密配筋を大幅に改善します。
●大がかりな仮設のアンカーフレームポストが不要です。

2.在来工法に比べ、鉄骨建方の施工性が向上

●ベースプレートのボルト孔が大きく、鉄骨建方の作業性が向上します。

3.在来工法に比べ、高い性能

●アンカーボルトの定着には機械式定着金物を使用し、定着能力が向上します。
●柱脚ばね定数、柱脚能力、柱脚変形性能については他社既製品と同等であることを確認しており、在来工法に比べて高性能となっています。

4.他社既製品工法に比べ、廉価な材料を使用

●鋳鋼などの特殊材料ではなく、一般に流通している材料(鋼板と鉄筋)を使用します。

5.他社既製品に比べ、専門業者が不要

●ベースプレート下部への独自の無収縮モルタル注入法により、充填を確実に行うことができます。

「スマートベース」は大林組の登録商標です。