高効率空調システム「クールエアキャプチャ」

サーバルーム次世代空調方式

近年、ITシステムの普及に伴いデータセンターの需要が増大しています。また、サーバの高密度化が進み、消費電力、熱負荷も増大しています。サーバの安定動作を確保するためにサーバからの熱排気を効率的に除去し、より効果的に冷却する省エネルギー性に優れた空調システムが求められています。
クールエアキャプチャは、コールドアイル・ホットアイル配置のサーバ室内に、冷気を上から供給する次世代の高効率空調システムです。サーバラックと床面によるキャプチャ(閉じ込め)効果により、冷気を効果的にサーバへ供給することができます。良好な空調空気の流れによって、従来の床吹出し空調方式に比べて約25%の省エネが期待できます。

コールドアイル・ホットアイル配置方式
コールドアイル・ホットアイル配置方式
空調方式の比較
空調方式の比較

特長・効果

1.空調効率:高効率な空調気流の実現

●サーバラックと床面によるキャプチャ(閉じ込め)効果により冷気を効果的にサーバに供給します。
●コールドアイルが冷気で満たされ、上下の温度ムラが軽減されます。
●ホットアイルからの暖気のショートサーキットを防止します。
●効率の良い空調空気の流れにより、空調省エネ運転を実現します。

2.安定した給気性能:床下を電気配線専用スペースとして活用

●空気の流れを天井内とすることで、床下配線などの影響を受けず、必要風量を確実にサーバに供給します。
●二重床を削減でき、階高の縮小が可能となります。

空調エネルギー消費量の比較
空調エネルギー消費量の比較
「クールエアキャプチャ」は大林組の登録商標です。