鋼製パネル組立て補強工法「3Q-Column」

低騒音・短工期・高品質な柱の鋼板巻立て補強工法

「3Q」とは、Quiet, Quick and High-Qualityを意味し、大林組の低騒音、短工期で高品質な耐震補強工法を表しています。本工法は、鉄筋コンクリート造あるいは鉄骨鉄筋コンクリート造の柱を対象に、あらかじめ工場で製造した小型の鋼製パネル(補強パネルと接続パネル)を現地で人力によって組み立て、柱とのすきまにグラウトを充填して補強します。したがって、現場での溶接作業がなく、火災の心配がありません。補強効果は通常の鋼板巻立て補強と同様で、柱のせん断破壊を防止し、曲げ靱性を高めること、あるいは軸耐力を高めることができ、構造物の耐震性能を向上させることが可能です。

工法概要

特長・効果

1.使いながらの施工が可能

●施工時に音や振動をほとんど出さないため、構造物を使用したまま補強が可能です。
●溶接作業がないため、臭気や煙の発生がなく、火災の心配もありません。

2.高い施工性で工期を短縮

●人力で材料の運搬や鋼板の組立てが可能で、大がかりな揚重機械や仮設が不要です。また、狭隘な場所での施工も可能です。
●現場溶接が不要なため、工期が短縮されます。

3.高品質で高性能な補強

●補強材に工場製品を用いるので、品質が安定し、信頼性が高い補強を達成します。
●公的機関によって性能が確認されています。
○2006(平成18)年10月公益財団法人鉄道総合技術研究所より、設計・施工指針が出版
○2008(平成20)年6月一般財団法人日本建築総合試験所より建築技術性能証明を取得

建築技術性能証明書
建築技術性能証明書
「3Q-Column」は大林組の登録商標です。