耐震補強工法「3Q-Brace」

低騒音・低振動な耐震補強用ブレース工法

3Q-Braceとは、低騒音、低振動を実現した耐震補強工法3Q-Wallの優れた特徴を、ブレース工法にも反映させた工法です。分割された角鋼管を既存躯体に接着し、その内部に配筋する鉄筋と、充填するグラウトで一体化させて構築します。
・角鋼管の内部にグラウトを充填した部材で、周辺枠材とトラス材を構成します。
・枠材を構成する角鋼管は、周辺躯体にエポキシ系樹脂で接着します。
・角鋼管の継手部は、主に配筋内部に充填するグラウトで一体化させます。一部にボルトを用いる場合もありますが、現場の寸法誤差に比較的柔軟に対処できます。
3Q-Braceでは、従来、騒音や振動の原因となっていた、あと施工アンカーの打設、型枠の組立てや、ブレースの搬入などの作業を、分割した鋼管による接着工法と、鋼管内部へのグラウト打設による一体化によって解決しています。

適用状況
適用状況
施工の概要図

特長・効果

3Q-Braceでは、従来、騒音や振動の原因となっていた、あと施工アンカーの打設、型枠の組立てや、ブレースの搬入などの作業を、分割した鋼管による接着工法と、鋼管内部へのグラウト打設による一体化によって解決しています。

1.低振動・低騒音施工

●鋼管を躯体に接着し、その内部にグラウトを充填するので、施工時に音や振動をほとんど出しません。

2.省スペース施工

●ボルト接合でないため、在来ブレース工法のように一体化した鉄骨ブレースを建て起こしたり、クレーンで吊り込むのではなく、分割され比較的軽量な角鋼管を躯体に直接接着しながら構築するので、省スペースでの施工が可能です。

3.工期の短縮

●鋼管は型枠を兼ねており、ジョイント部の型枠のみとなるので、工期を短縮し、施工を省力化できます。
●角鋼管の内部にグラウトを充填した部材で、周辺枠材とトラス材を構成します。

「3Q-Brace」は大林組の登録商標です。