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解説

CASBEEのSランクを獲得した国内最大級のショッピングセンター

「イオンレイクタウン」は、埼玉県越谷市の南東部に位置する越谷レイクタウンの中核商業施設である。26万㎡を超える広大な敷地にそれぞれ特徴のある3つのモールから構成される総テナント数約560店舗の国内最大級のショッピングセンターは、「人と自然に心地いい」をコンセプトとし、当社が設計・施工を担当した。

環境に配慮した建物造りを基本コンセプトに、ヒートアイランド現象を抑制する目的で駐車場の路面に採用された緑化ブロック、約4,000㎡の太陽光発電パネル、道路の表面温度を下げる打ち水ペーブ、壁面緑化、ミスト空調、コージェネレーションシステム、氷蓄熱など、数多くの環境技術が導入されており、全体でCO2排出量を約20%削減することに成功。当社の設計施工物件としては初めて、施設の環境性能を格付けするCASBEE(建築環境総合性能評価システム)で最高評価Sランクを獲得している。

工事は、広大な敷地で東京ドーム約8個分に匹敵する総延床面積36万㎡の3つの街区を約1年で完成させるという厳しいものだったが、職員、作業員全員が「このプロジェクトを必ず成功させる」という強い気持ちを持ち、工程を緻密に計画し、膨大な仕事量の進捗を確実にクリアしていくことを徹底することにより、施工品質を確保したうえでプロジェクトを完遂することができた。

2008年春にJR武蔵野線の越谷レイクタウン駅が開業、越谷レイクタウンの街開きが行われ、10月にはイオンレイクタウンがグランドオープンした。

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