ウォークスルー耐火スクリーン

鋼製防火シャッターに代わる人にやさしい防火設備

ウォークスルー耐火スクリーンは、従来の鋼製防火シャッターの欠点を解消した新しい防火区画システムです。耐火性抜群のシリカクロス(耐熱ガラスクロス)を用いたロールスクリーンタイプの防火設備であり、火災時に煙感知器、および手動閉鎖装置と連動して速やかに防火・防煙区画を形成します。
押すだけで簡単に開くスクリーンドアは、避難口として機能します。

特長・効果

1.災害弱者に優しい防火設備

●柔軟で軽量のクロスのため、はさまれ事故の危険性が少なくなります。
●高齢者・子どもでも簡単に押し開けて避難することができます。
●車椅子・ストレッチャーもスムーズに通過できます※。
※メーカーによっては車椅子の自力避難が困難な製品もあります。

2.高いパニック防止

●降下音が静かで、雰囲気が優しくなります。
●避難口の位置が正面で、かつ明快でわかりやすくなっています。
●避難流動性は一般の防火戸と同等以上です。
●16%の透光率があるため、反対側の状況がよくわかります。

3.高い空間自由度

●スパンが大きくなってもシャフトケースの断面寸法は変わらず、コンパクトに収めることができます。
●開口幅25m、開口高6mまでの常時開放型防火区画に適用可能です(竪穴区画は開口幅15m、開口面積44.6㎡まで)。
●鋼製シャッターでは必要だった併設の防火戸が不要になりました。

4.高い耐火性、遮煙性

●従来の鋼製シャッターに比べ、裏面側への放熱は1/5となります。
●従来の防煙シャッターと同等以上の遮煙性能を持っています。

5.EV前の遮煙区画に最適

●鋼製の防火防煙シャッターではレールポストや併設の防火戸が必要でしたが、ウォークスルー耐火スクリーンはレールポストや防火戸が不要となり、EVホールの意匠性が格段に向上します。

工事実績

兵庫県立淡路夢舞台国際会議場(旧:兵庫県立淡路国際会議場)
六本木ヒルズ森タワー
電通本社ビル
丸の内ビルディング
キヤノン本社 H棟
富士ソフト秋葉原ビル
なんばパークス
サピアタワー
モード学園スパイラルタワーズ
イオンレイクタウン(MORI、KAZE)

「ウォークスルー」は大林組の登録商標です。