工業用クリーンルーム構築技術

新築から改修まで、生産ラインに最適なクリーン環境を提供

クラス1のスーパークリーンルームの時代から、現在では省エネに重点を置いた局所クリーン化方式と、クリーンクラスに合わせたコスト最優先の仕様選定の方向に移行しており、適正品質のクリーンルームを提案する能力や施工能力が求められています。
工業用クリーンルーム構築技術は、顧客の生産ラインが求める清浄環境の提供に加え、近年増えつつある既存工場の改修なども含めて適正品質の生産環境を提供する総合技術です。

特長・効果

1.適正品質のクリーンルームを提供

●半導体工場などある程度の高清浄度が求められる場合は、従来からのFFUを中心とした空調方式で構築します。
●液晶・プラズマ・太陽電池工場など低清浄度が中心の場合には、「パネル天井+固定吹出し方式」以外にも「各種天井レス空調方式」などさまざまな方式があり、メンテナンス性も配慮しながら生産ラインに最適な方式を提案します。
●電池・有機ELなどドライクリーンルームが求められる場合は、気密に配慮した内装仕上げ選定と施工管理を行います。

天井レスクリーンルーム
天井レスクリーンルーム

 

2.既存工場の有効活用が可能

●稼働エリアに隣接する遊休中のクリーンルームを躯体改修し耐荷重と天井高さを向上させるなど、建物内の一部分だけを改修することが可能です。
●別用途だった建物内を全面改修してクリーンルーム棟としてリニューアルすることも可能です。

別用途からの改修
別用途からの改修

 

3.豊富な保有技術で計画をサポート

●新築・改修とも豊富な実績を持つ以下の技術でサポートします。
・気流シミュレーション技術
・アウトガス対策技術(分析、シミュレーション、建材)
・各種省エネ技術
・クリーン化施工技術

気流シミュレーション
気流シミュレーション

 

工事実績

エルピーダメモリ広島工場 E300ファブ エリア2(旧:広島エルピーダメモリ E300ラインPhaseⅡ)
SolarWorld (旧:コマツシリコンアメリカ)