振動監視装置「ゆれ番人」

精密生産施設への工事振動障害を未然に防ぐ連続振動監視警報技術

既存工場に隣接して新しい生産施設を建設する際に懸念されるのは、工事振動による既存生産ラインへの影響です。建設工事機械の稼働に伴う振動が精密生産施設の嫌振機器振動許容値を超えると、振動障害が発生することがあります。
振動監視装置「ゆれ番人」は、工事振動を常時監視し、工事振動が要求条件を越えそうな場合に工事現場に警報をフィードバックし、工事振動による生産施設や近隣住民などへの影響を未然に防ぎます。

全体システム
全体システム

特長・効果

1.確実な振動監視

●振動センサで感知した揺れが振動監視設定値を超えると、回転灯やブザーによる警報を発信し工事現場に注意を促します。
●リアルタイムに周波数分析を行い、設定値(警報、注意報)と比較します。
●建物内に設置したセンサ近傍の振動と、建設工事振動を独自の手法で弁別し、誤報の少ない振動監視を実施します。
●無線ネットワークを用いたリモート管理により遠隔地から管理可能です。

2.フレキシブルな対応

●監視設定値は任意に設定可能であり、複数監視点における判定のAND・ORを組み合わせることが可能です。
●警報や監視状況をメールで通知できます。
●スケジュール機能により、曜日や時間を指定した監視を行うことができます。

3.長期間連続自動監視

●数ヵ月以上の長期間にわたって24時間連続自動監視が可能です。
●監視期間の波形データをすべて保存できるので、監視データの分析に基づく対策立案などが容易となります。

工事実績

エルピーダメモリ広島工場 E300ファブ エリア2(旧:広島エルピーダメモリ E300ラインPhaseⅡ)

「ゆれ番人」は大林組の登録商標です。