季刊大林 No.20

「王陵」

アジアの東端に位置する日本にかつて、世界でも最大級の規模を有する墳墓がいくつも造営されました。3世紀後半から8世紀初頭にかけて、日本各地に造られた古墳の数は20万基いじょうにのぼるといわれています。それは、日本の黎明期における政権の充実ぶりとともに、土木技術とその技術者集団の水準の高さを物語っています。本号はその「大土木時代」にスポットライトを当てました。
OBAYASHI IDEAでは、往時の土木技術を検証するとともに現代技術による建設計画にも挑戦してみました。
(1985年発行)

OBAYASHI IDEA

現代技術と古代技術の比較による「仁徳天皇陵の建設」

復元:大林組プロジェクトチーム

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古墳あれこれ

天皇陵古墳の考古学

森浩一(同志社大学教授)

建設のあけぼの-その基点としての大阪

川添登(建築評論家)

グラビア:日本美の源流

古事記・万葉集にみる古代人の他界観

「古墳」の文献101