季刊大林 No.41

「ラグランジュ ・ポイント」

広大無辺な宇宙空間の中に、「ラグランジュ・ポイント」と呼ばれる場所がある。そこは、天体と天体の重力で釣り合いが取れる「宇宙の中で安定するポイント」であり、かねてより宇宙構造物の建設に適した空間といわれてきたが、一般にはその特徴が理解されていない。
今回、『季刊大林』では、国立宇宙科学研究所の協力を得て、未知の空間ラグランジュ・ポイントの位置や性質を明らかにし、さらにOBAYASHI IDEAでは、人類の長い夢であった「宇宙都市」の建設にチャレンジした。
(1996年発行)

宇宙構造物の最新理論とデザイン

名取通弘(宇宙科学研究所教授、東京大学大学院教授)
樋口健(宇宙科学研究所助教授)

OBAYASHI IDEA

ラグランジュ・ポイントの宇宙都市『スペース・ナッツⅡ』建設構想

監修:名取通弘
構想:大林組プロジェクトチーム

全編を読む

ラグランジュの重力平衡点

石井信明(宇宙科学研究所助教授)

宇宙の中での我々

古在由秀(元国立天文台長、東京大学名誉教授)

均衡について

加藤秀俊(中部高等学術研究所所長)

日本のロケット開発史

グラビア:SFイラストに描かれたスペースコロニー ベスト7

石原藤夫(SF作家、玉川大学電子工学科教授)

「ラグランジュ・ポイント」の文献16