前職での仕事内容と、大林組に転職した理由や
転職活動について教えてください。
前職では、シールドマシンの製作と現地工事を行っていました。具体的には、シールドマシンの製作(設計、材料手配、工場への製作指示、工程の作成、製造原価の管理、工場内試運転、解体発送)、シールドマシンの現地工事(ゼネコンへ納入後、立坑内での組み立て、現地試運転、初期掘進指導)を担当していました。
前職がメーカーとしてつくる立場だったので、次はユーザーとして使う立場を経験したく、転職を決意しました。前職でのユーザーがゼネコンであり、メーカーの立場から多くのゼネコンとの関わりがありました。その中で、大林組は最も機械への理解が深く、良い機械作りに取り組む社風、雰囲気を感じとることができたため、転職先として大林組を選びました。他社への応募は考えておりませんでした。
現在の仕事内容ややりがい、
印象的だった仕事におけるエピソードについて教えてください。
現在は、全国の本支店を受注から施工まで横断的に支援するプロジェクトチームで、利益向上につながる新工法、新技術の開発を通じて高速道路リニューアル工事の支援する業務を行っています。新工法・新技術の開発を通じて、現場の「あったらいいな」「こうなったらいいな」を実現できる点に魅力を感じています。また自分の経験から得た知見を次の人へ伝えることにとてもやりがいを感じています。印象的だった仕事は、「DAYFREE ®」を初適用した中央自動車道・弓振川橋の現場です。交通規制が必要な更新工事で、交通開放のタイムリミットもありましたので、限られた時間、人材、スペースで確実に工事を完了させることが最大の課題でした。図面やイメージ上では成立しても、現場での実際の適用は細かいところで想定外の事態が起こり、できることとできないことに対しては迅速に他の方法を考えなければならないという経験も積むことができました。
※「DAYFREE ®」:高速道路リニューアル工事における橋梁床版取替工事を夜間の片側車線規制のみで完了する工法
入社後の印象や、
前職と比べての待遇面の違いについて教えてください。
前職ではメーカーの立場でしたが、大林組とは協力して仕事をしてきましたので、入社後の印象は変わりませんでした。多くの社員が「みんなで一緒に協力して問題を解決しよう」という精神を持っており、これは大林組の素晴らしい社風だと感じています。福利厚生を含む待遇面も充実しており、転職には満足しています。
仕事をしていくにあたっての、
これからの夢や目標について教えてください。
採用面接で「最後まで大林組にいてくれますか?」と尋ねられた際、私は「最後までいるつもりはありません」と正直に答えました。それは、「つくり方」を学んだ後、「使い方」を学び、次にそれらを他人に教えたいと考えていたからです。55歳くらいになったら大林組を退職し、「教える仕事」に就きたいと思っていました。しかし、入社後、西日本ロボティクスセンターで長尺連続ベルトコンベヤの製作指導を担当し、まさに「教える仕事」に携わることができました。現在も自分の知識や経験を他の社員に伝える役割を担っています。これからも引き続き、会社に対して貢献していきたいと思っています。