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大林組の環境技術で社会のためにできること:10年の歳月をかけて取り組んだ「六花の森プロジェクト」

六花亭製菓の環境保全に対する思いに応え、10年の歳月をかけて、工場と北海道帯広の固有の自然が共生するランドスケープの実現に取り組みました。

北海道帯広の地に、かつての自然を蘇らせる

「六花の森プロジェクト」は、北海道に拠点を構える六花亭製菓が、北海道銘菓として有名な「マ ルセイバターサンド」を製造する工場の建設と、その敷地全体を整備しようという壮大な計画 です。 帯広空港から車で約20 分の地で、約10 ヘクタールの敷地の際に沿って流れる三番川と、自 生していたオオバナノエンレイソウの美しさにひかれ、同社が耕地を工場用地として購入され たのは今から10 年以上前のこと。そして大林組が、工場の設計・施工とともに、ランドスケー プを設計することになりました。

オオバナノエンレイソウ

全体平面図

建築と環境保全にかける、お客様の熱い思いを受けて

六花亭製菓の小田社長は、建築に対する造詣が深く、また北海道の環境保全に積極的に取り組まれています。この荒れた耕地を本来あった自然の姿に戻し、緑豊かな土地に生まれ変わらせたいというトップの思いを受けて、大林組のプロジェクトチームが動き出しました。

まず1 年以上かけて何度も現地を訪れ、自らの足で周辺の植生や地形の歴史などを徹底的に調べ上げました。その結果、河川の跡を発見したことがひとつのヒントとなり、河川の流れを再生し、それを中心に植生を蘇らせるプランを提案。このプランを基にランドスケープデザインの検討を幾度も重ねた末、せせらぎと池を核としたマスタープランができあがりました。

堆積していた礫を堀り、緩やかな傾斜をつけたことで水が流れるようになり、現在では緑豊かな植物が群生している。

これからも終わりのないプロジェクト

森としての本来のスケール感を作ることを目指して、孤立していた林のまわりに水辺を蘇らせ、その水辺を囲む緑の回廊を作りました。新たに水を取り戻した敷地には、水辺の草花が蘇生しました。

パッケージ

今、この地では、六花亭製菓の包装紙に描かれている真っ赤なハマナシなどの山野草を見ることができます。また、水辺には小動物も集まるようになりました。

湧き水を利用してつくられた池のある六花亭中礼内工場

このプロジェクトに終わりはありません。今後も長い歳月をかけて続いていきます。私たち大林組はお客様の思いに応え、自然環境を保全・再生していく仕事に、これからも取り組んでいきます。


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