Obayashi Sustainability Vision 2050 おおばやしさすてなびりてぃびじょん2050
Obayashi Sustainability Vision 2050とは、大林グループ一体で「地球・社会・人」と自らのサステナビリティを同時に追求するための長期ビジョンです。

大林組は、2011年に中長期環境ビジョン「Obayashi Green Vision 2050」を策定し、再生可能エネルギー事業の推進など環境に配慮した社会づくりに取り組んできました。このビジョンをより発展させ、さまざまな社会動向や大林グループを取り巻く事業環境の変化を捉え、経営基盤としてのESGや社会課題であるSDGsの達成への貢献を取り込んだものが、Obayashi Sustainability Vision 2050です。
本ビジョンは、将来の持続可能な社会の実現を目標として「バックキャスティング」の手法により、大林グループが目指すべき事業展開の方向性を描いたものです。2050年の「あるべき姿」を定義し、大林グループが取り組むべき2040~2050年の目標と事業展開の方向性を定めています。目標達成に向けて、具体的なアクションプランとKPI(数値目標)を設定し、取り組みを進めています。
「Obayashi Green Vision 2050」では、建設事業を中心とした取り組みにより、「低炭素・循環・自然共生」社会の実現を目指してきましたが、本ビジョンでは、すべての人を幸福にする価値ある空間・サービスを提供する事業への深化・拡大を推進していきます。また、大林グループだけにとどまらず、サプライチェーン全体での共創により、「環境・社会・経済」の統合的向上を目指します。
2050年の「あるべき姿」を「地球・社会・人」のサステナビリティが実現された状態としました。地球のサステナビリティの実現には、地球環境に「社会」と「人」を加えた、これら3つの調和が必要不可欠であると考え、「あるべき姿」を再定義しています。
「あるべき姿」の実現に向けて、次の目標を掲げました。
脱炭素
大林グループ全体でCO2排出ゼロを実現する
価値ある空間・サービスの提供
全ての人が幸福な社会を実現する
サステナブル・サプライチェーンの共創
事業に関わる人々と実現する
大林グループの「あるべき姿」の実現に貢献する事業展開の方向性として、「インフラ・まちづくりのライフサイクルマネジメント」、「はたらく人と住まう人に優しい事業・サービス」、「未来社会に貢献する技術・事業イノベーション」の3つに定めました。
これらの領域を目指し、既存事業および新規事業を推進していきます。さらに多様なアイデアを膨らませ、これら3つの領域にとどまらず、新たな事業へと展開していきます。