高層建築物のドラフト対策技術
すきま風低減による快適性向上とエネルギーロスの削減
高層建築物で発生するドラフト(煙突効果などによるすきま風)は、温熱環境の悪化、空調負荷の増大、音鳴り、臭気拡散など、さまざまな問題を引き起こします。またドラフトとともに生じる大きな差圧のため、エントランスやエレベーターの扉が開閉しにくくなることもあります。
本技術は、実測およびコンピュータシミュレーションによりドラフトの発生原因を明確化し、要因ごとに効果的な対策を提案するためのものです。ドラフト対策は低層部エントランス付近の快適性向上とエネルギーロス削減につながります。

特長・効果
1.建物ごとの適切な対策検討
●ドラフト発生要因の分類と要因に見合った適切な対策を提案します(煙突効果、給排気量のアンバランス、そのほかの外的要因)。
2.実測、原因調査およびシミュレーション技術
●すきま風測定技術による実測、原因調査を行います。
●回路網シミュレーションCVNEC(Chimney Ventilation Net Calc)による効果的対策の検討が可能です。