生物多様性保全技術

絶滅危惧種の保全対策、ビオトープ

生物多様性国家戦略2010には、生物多様性の損失を止めるために、地域に固有の動植物や、絶滅の危機に瀕した種の維持、回復が、最優先の目標として掲げられています。
絶滅のおそれのある種をまとめたものを「レッドリスト」、その種の生息状況を解説したものを「レッドデータブック」といい、環境省や各都道府県によってとりまとめられています。
工事現場や開発事業地内に絶滅危惧種が存在する場合には、事業者の社会的な責務(CSR)として、その保全対策が求められます。 大林組は、現地調査を行い、保全計画を立案し、移植など保全措置の施工、対策後のモニタリング調査などを的確かつ迅速に行います。

特長・効果

1.絶滅危惧種の調査

●文献調査により、想定される絶滅危惧種のリストアップを行います。
●現地調査により、絶滅危惧種の生育生息状況を確認します。

2.保全計画の立案

●ミティゲーションの考え方に基づいて、回避、改変の最小化、代替地(ビオトープ)整備、移植などの保全対策を計画します。

3.保全措置の施工

●経験を活かして施工計画書や作業指示書を作成して、確実な保全対策を行います。

4.モニタリング調査

●対策後の生き物の生育生息状況についてモニタリング調査を行います。
●必要に応じて、保全のための環境整備などを行います。

技術研究所におけるキンラン(国内絶滅危惧Ⅱ類)の保全
技術研究所におけるキンラン(国内絶滅危惧Ⅱ類)の保全
観察会の実施
観察会の実施

工事実績

新東名高速道路清水第四トンネル
関西国際空港2期事業