ナックル･パイル、ナックル･ウォール

押込み、引抜き時の抵抗力を大幅に増大させる節付き杭

高層建物は、地震時の転倒モーメント、風荷重などにより、基礎部分となる杭に大きな引抜き力や押込み力が作用します。従来工法では、その建物の転倒などを防止するために硬質地盤への杭の根入れ長さが必要となりました。この節付き杭は、杭に節を複数付けることにより、押込み時や引抜き時の抵抗力が大幅に増大する高耐力杭となります。従来工法と比較すると硬質地盤への杭の根入れ長さを短くすることが可能となり、杭工事の工期を短縮しコストを削減する効果があります。
丸節杭をナックル・パイル、壁節杭をナックル・ウォールと称します。

特長・効果

１．杭耐力の向上

●杭に節を複数付けることで鉛直支持力や引抜き抵抗力が大幅に向上し、従来工法の杭に比べ、硬質地盤への杭の根入れ長さを短くすることができます。

２．低コストで杭を施工

●高耐力杭となる節付き杭は、杭長を短くすることにより、杭の体積を大幅に削減することが可能であり、杭工事のコスト削減効果があります。

３．杭工事の工期を短縮

●従来工法の杭に比べ、杭長を短く、杭体積を削減することができるので、杭工事の工期短縮が可能となります。

４．建設発生土を抑制

●杭長が短く、杭体積の削減効果から、杭工事の掘削土量が減少します。環境に配慮し、建設発生土量や汚染土処分量を抑制する効果があります。

工事実績

アートヴィレッジ大崎　セントラルタワー、ビュータワー
東京スカイツリー®