環境工学実験棟

地下には構造物の耐風性能や都市における風環境を予測評価するための多目的風洞施設、地上部には大型の音響実験施設および室内外の環境設備の実大実験や防火装置の実証実験を行う環境実験プラザ、屋上には緑化技術の実験などを行う実験テラスを備えています。

多目的風洞施設

風の影響を事前に予測し、対策を行うための実験を行います。都市の中に高層ビルを建てたときに周囲に及ぼす風の影響や高層ビル自身が受ける風の影響を調べるために使用します。 写真の測定部は3m×3mの内空断面で、最大風速40m/秒の業界最大級の施設です。

音響実験施設

快適な暮らしのためのさまざまな音環境を検証・実験する施設として残響室と無響室を備えます。無響室は壁、床、天井が厚さ80cmの楔形グラスウールからできています。音響伝播等の解析結果の評価などに使用します。