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  • 工事中の様子(ビッグキャノピー)

解説

大阪初のビッグキャノピー適用工事

大阪市北区の菅原町は、かつて大阪天満宮の門前町として栄えた地域である。その菅原町の菅南中学校跡地と隣接地区を敷地とする第一種市街地再開発事業として、ジーニス大阪が計画された。ジーニスは「美の極致、天の頂」という意味を持つ。西棟(42階)と東棟(20階)は分譲住宅で、低層棟には大阪市立いきいきエイジングセンターが設置されている。

西棟には、当社のRC自動化建設システム「ビッグキャノピー」を採用。キャノピーと呼ばれる大屋根の下で、プレハブ化・ユニット化したRC部材を効率良く揚重・搬送し、組み立てていくもので、本工事が5例目となる。適用事例が増える度に少しずつ改良が施され、当工事では、キャノピーの組み立てに1スパンずつ組み立てながらスライドさせるスライド工法を採用することにより、下部躯体の工事を並行して行うことを可能にし、工期短縮を図った。解体の際も、キャノピーを中央に引き寄せて躯体の上で解体することで、安全性を高めるとともに、工期への影響を最小限にとどめた。

大阪初のビッグキャノピー適用工事として、社内外の注目度も高い工事であった。

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