スライド工法

構造物を油圧ジャッキなどにより滑動、横引きする工法

体育館や工場など、大空間構造物の上部構造物(屋根、鉄骨など)を施工する際、あらかじめ作業しやすい作業床上で構造物を1ユニットずつ組み立てた後、順次滑動横引きしていき、最終的に構造体全体を組み立てる工法です。

特長・効果

1.省力化、コストダウン

●仮設ステージを大幅に省略できます。
●一定の作業床上で、構造体、設備、仕上げまでのサイクル作業が可能です。
●各種組立作業が固定された小範囲なので、大型のクレーンが必要ありません。
●スライドした大屋根の下では全天候型施工が可能となります。

2.品質の向上

●構造体組立てから設備、仕上作業まで、一定の作業床上で行えるため、それらの作業管理が容易に行え、高精度な施工が可能になります。

3.安全性の向上

●構造体組立てから設備、仕上作業まで、安全設備を完備した安全な作業床上で行えるため、在来工法のような高所における危険作業が少なくなり、作業時の安全性が高くなります。

4.工期の短縮

●屋根天井工事と屋根下内部工事が同時進行で施工可能なので、工期が短縮できます。

工事実績

白石市文化体育活動センター「White CUBE」
JR京都駅ビル
ジーニス大阪