ダイバーシティ&インクルージョンの具体的な取り組み

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具体的な取り組み

大林シンガポールの女性活躍

大林シンガポールの女性活躍

大林組のシンガポール現地法人「大林シンガポール」では、女性従業員比率が25%に達しており、日本と同様アンコンシャスバイアスが残る建設現場の中で、女性たちは自分のキャリアを切り開いています。

ここでは、シンガポールの建設現場で活躍する女性技術者4名を紹介します。

アシスタント マネージャー ヘイゼル・レオン

アシスタント マネージャー ヘイゼル・レオン

シンガポールに次々と建設される超高層ビルの勢いに圧倒されながら育つ中で、将来建設業に就きたいという夢を持ち、土木工学専攻で大学進学、学位を取得しました。
シンガポール公共住宅事業のプロジェクトマネジメントや建物の構造体の改修プロジェクトからキャリアをスタートさせ、元請会社に転職。その後大林シンガポールの一員となりました。私の一日の始まりは現場内の安全確認の見回りです。続いて多くの工事関係者との調整会議、調整会議で使用する図面更新、工程計画更新、クレーム対応、調達業務までを現場で求められるスピードと精度で日々遂行しています。育児で身に付けたマルチタスク能力は建設現場で求められる複数業務の優先順位を決めながら正確にこなすスキルに通じます。また、任された仕事に対する責任感と責任を果たそうとする自発力が現場での厳しい業務に対峙するモチベーションになると確信しています。

建設技師 ファン・プイ・シー

建設技師 ファン・プイ・シー

中学生時代から土木工学に興味を持ち、大学卒業後建設会社で現場での実地経験を積むことからキャリアをスタートさせました。
入社して間もない頃は女性が少ないことによる働きにくさを感じたこともありましたが、そんな時は自分で自分の限界をつくらずに、状況に真摯に向き合うことで乗り越えようと努力してきました。そのために普段から心がけていることはチームで業務課題を解決するということです。組織内で知識や技術を共有することで女性が少ない職場でも多くのことを学ぶことができると実感しています。多くの方々のサポートがあって今の私が存在しているので、学んだことを今後に続くプロジェクトに大いに役立てていきたいです。

建設技師 クー・フイ・エン

建設技師 クー・フイ・エン

私は大学で工学デザイン理論を学びましたが、建設現場の短期インターンシップ期間に現場での仕事に興味を持ち、今は元請会社の立場でデベロッパー、政府、デザイナーなどさまざまな関係者と関われる建設現場で働いています。学生の時は建設業に対するイメージはあまり良くありませんでしたが、どんなことからも学び取ろうとする好奇心とさまざまなことを柔軟に受け入れようとする心構えがあれば、自分の可能性が拓くことを短期インターンシップで学びました。建設産業における女性活躍は短期的には不利な面もあるかもしれませんが、長期的に経験や実績そして技術習得により女性技術者の存在が欠かせない産業になると思います。

設備技師 ジェニファー・エルナンデス・フルガー

設備技師 ジェニファー・エルナンデス・フルガ―

設備技師としてのスキルを活かし、自分が成長できる職場を求め大林シンガポールに就職しました。プロジェクトごとにさまざまなアプローチやチャレンジがあり、常に自分の成長を感じることができます。仕事をタイムリーかつ正確に進めるために、不明な点は遠慮なく率直に質問するように心がけています。建設業における女性活躍に欠かせないことはタフであること、チームメンバーの信頼関係を築くことです。良いチームワークと積極性、そして勤勉性がプロジェクトの成功には欠かせないと思います。

シンガポールは多民族、多言語、多宗教が調和して、中国、マレーシア、インドなどのさまざまな国の文化を受け継いでいるという特性があります。大林シンガポールでは今後も、従業員のために多様で包括的な職場づくりを進めてまいります。

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