季刊大林 No.7

「道」

道の起源は、たどれば獣道に至るほど古い。そして、文明が道を造ったというより、道が文明を育んだといえるほどに道と人類の関わりは深い。東西の、南北の文明を結節し、人類の歴史とともにあった道。本号では、この道をテーマにして様々な角度から道を考え、いわば道の建設譜をまとめてみた。
OBAYASHI IDEAでは、ユーラシア大陸を横断し日本と英国を結ぶ現代の道(ユーラシア・ドライブウェイ)建設構想を提案し、道のもつ現代的意味を捉え直してみた。また、九州から朝鮮半島へと至るルートは海の道(橋梁、海底トンネル、海中トンネル)を提案している。
(1980年発行)

OBAYASHI IDEA

ユーラシア・ドライブウェイ構想

構想:大林組プロジェクトチーム

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中国古代の道と道の思想

貝塚茂樹(京都大学名誉教授)

対談:「道なき道と東西文化交流」

藤枝晃(京都大学名誉教授)
梅棹忠夫(国立民族学博物館)

「道」との遭遇

小松左京(作家)

道の開拓者たち

道・その歩み

「道」の文献110