季刊大林 No.57

「秀吉の普請」

豊臣秀吉は、政治上の出来事とユニークなキャラクターで知られていますが、彼が史上最大の“建設好き”であったことはご存知でしょうか。
応仁元(1467)年に発生した応仁の乱で壊れかけた千年の都・京都を再建し、近代京都の街並みの基礎をつくりあげたのは、他ならぬ秀吉です。京都では都市づくりだけではなく、きらびやかな聚楽第のほか、世界の木造建築史上最大の建物「方広寺大仏殿」も建設しています。
本書では、秀吉の都市づくりと建築の実際を、京都を中心に紐解いてみました。
(2016年発行)

建築家・土木家としての秀吉

山本博文(東京大学史料編纂所教授)

秀吉の普請年表

秀吉のつくった京都

河内将芳(奈良大学文学部史学科教授)

「大仏」殿か 大「仏殿」か

黒田龍二(神戸大学大学院工学研究科教授)

OBAYASHI IDEA

秀吉が京都に建立した世界最大の木造建築 方広寺大仏殿の復元

復元:大林組プロジェクトチーム
監修:黒田龍二(神戸大学大学院工学研究科教授)

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秀吉が開花させた桃山文化

熊倉功夫(和食文化国民会議会長、MIHO MUSEUM館長)

シリーズ 藤森照信の「建築の原点」⑨ 御柱

藤森照信(東京大学名誉教授、東京都江戸東京博物館館長、建築史家・建築家)

秀吉の普請マップ