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DICTIONARY用語集

CASBEE きゃすびー

CASBEE(建築環境総合性能評価システム)とは、「Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency」の略称で、省エネや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建築物の品質を総合的に評価するシステムです。一般社団法人日本サステナブル建築協会(JSBC)が開発や維持、改訂を行っています。

CASBEEには、主に新築や改修する建築物や運用中の既存建築物を対象とする「CASBEE建築評価」、運用中の建築物を対象に不動産評価に関連が強い項目で簡易評価する「CASBEE不動産評価」、オフィスを対象に利用者の健康性、快適性の観点から評価する「CASBEEウェルネスオフィス評価」などがあります。

「CASBEE 建築評価」では、環境の品質・性能を表す「建築物の環境性能効率(BEE)」という数値を用いて評価します。この数値に応じて5段階に格付けされ、評価結果は図やグラフなどで示されます。

自治体によっては、一定規模以上の建築物の新築時にCASBEEによる自己評価が条例により義務付けられているところもあります。

大林組では、大林組技術研究所(東京都清瀬市)本館テクノステーションにおいて、CASBEE建築評価の「新築」Sランク認証をBEE値7.6 、「既存」Sランク認証をBEE値7.0のそれぞれ最高得点で取得しました。

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