季刊大林 No.54

「ナノテクノロジー」

1ナノメートル(nm)は100万分の1ミリメートル(mm)という想像を超える小さなスケールだ。この極微の世界で生みだされているナノテクノロジーは、コンピュータや携帯電話に使われる半導体や遺伝子治療に使われるDNAなど、今や、私たちの生活を様々な場面で支えている。そしてあらゆる分野で、新たな可能性を拓く「ブレークスルーの技術」として期待されているのである。
本号では、ナノテクノロジーの全体像をとらえると共に、今後の可能性を紹介する。また、当社技術陣による誌上構想OBAYASHI IDEAでは、ナノテクノロジーを駆使した空中に浮かぶ建築の建設計画に挑戦してみた。
(2014年発行)

グラビア:ナノテクノロジーの世界

原子精密製造(APM)の約束

K・エリック・ドレクスラー(オックスフォード大学客員研究員)

ナノテクノロジーとは何か

川合知二(大阪大学産業科学研究所特任教授)

量子ドットが拓く未来 誕生30年を迎えて

荒川泰彦(東京大学生産技術研究所教授)

長い道

瀬名秀明(作家)

OBAYASHI IDEA

ナノテクノロジーが描く未来空間
『FUWWAT(ふわっと)2050』建設構想

構想:大林組プロジェクトチーム

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シリーズ 藤森照信の「建築の原点」⑥ 妙喜庵待庵

藤森照信(東京大学名誉教授、東京都江戸東京博物館館長、建築史家・建築家)

ナノテクノロジー関連年表

監修:丸山瑛一(元理化学研究所特別顧問)