季刊大林 No.55

「ビッグデータ」

近年、膨大なデータ群を記録・保管して即座に解析する技術が開発され、これまで見過ごされてきた知見や新たな仕組みなどを発見できることが明らかになってきました。「ビッグデータ」活用は、あらゆる産業分野にイノベーションや新たなビジネスチャンスを生み出す可能性を秘めていることから、にわかに注目を浴びるようになっています。
本号では、ビッグデータは何をもたらすのかを論考すると共に、ビッグデータ活用の事例を紹介します。また大林組の技術陣による構想OBAYASHI IDEAでは、ビッグデータによって空間的にも機能的にも最適化された未来都市を想定しました。
(2014年発行)

グラビア:ビッグデータの世界

ビッグデータはいかにして世界を変えるか

ケネス・クキエ(ジャーナリスト)

米国大統領選の進化とビッグデータ 民主主義の本来の姿を求めて

海部美知(ITコンサルタント)

激変!データがスポーツを変化させる

生島淳(スポーツジャーナリスト)

震災ビッグデータの活用~2011年東日本大震災での事例と今後の期待

今村文彦(東北大学災害科学国際研究所副所長・教授)
佐藤翔輔(東北大学災害科学国際研究所助教)

統計的思考

丸山宏(情報・システム研究機構統計数理研究所副所長・教授)

OBAYASHI IDEA

2050年「モザイク・シティ」

構想:大林組プロジェクトチーム

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シリーズ 藤森照信の「建築の原点」⑦ チューゲンハット邸

藤森照信(工学院大学教授、東京大学名誉教授、建築史家・建築家)

いつの時代にも「ビッグデータ」はあった