季刊大林 No.59

「農」

日本の農業は、就業人口の低下、高齢化、後継者不足、不安定な収入など多くの問題を抱え、非常に厳しい状況に置かれています。その一方で、「スマート農業」「農業ビジネス」あるいは「稼ぐ農業」といった標語が現実味を帯び始めています。
現在3Kの代表格といわれる農業は、今後の取り組み方によっては最高の仕事場になるかもしれません。また、環境を破壊することもなく、人々の豊かな食生活を支える中核施設となる日が来るかもしれません。
本書では「農」にまつわる現状を解明すると共に、現在の発展のその先の姿を考えてみました。
(2019年発行)

グラビア:BEFORE and AFTER

日本人と食、農業の歴史

原田信男(国士舘大学21世紀アジア学部教授)

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人間の食感覚の進化、食環境の変化とこれからの食

日下部裕子(農研機構 食品研究部門 食品健康機能研究領域 感覚機能解析ユニット長)

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スマート農業と日本農業のこれから

野口伸(北海道大学大学院農学研究院教授)

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OBAYASHI IDEA

テクノロジーでつくる循環型農業「COMPACT AGRICULTURE」構想

構想:大林組プロジェクトチーム

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シリーズ 藤森照信の「建築の原点」(11) 葉タバコ乾燥小屋

藤森照信(東京大学名誉教授、東京都江戸東京博物館館長、建築史家・建築家)

日本の農業の現在位置

窪田新之助